情報セキュリティに関する資格制度が充実してきています。
センサー技術やバッテリー技術の高度化、大量データを処理するプロセッサの小型化、クラウド環境や無線通信技術の普及。いろいろな技術が重なりあって、IoTの実用化が急激に進んできていることもあり、今後、より一層、情報利活用が高まることが考えられます。
そうすると、考えなければならないのが情報セキュリティですね。
現在、情報セキュリティ人材が少ないと言われています。そこで、IPA(情報処理推進機構)より、手始めに、今春から「情報セキュリティマネジメント試験」が開始されます。
それに加え、新たに「情報処理安全確保支援士」というのが検討されています。
情報処理技術者試験での情報セキュリティに関する資格を保有していても、時代の流れは速く、合格後も使える知識として維持しているのかは未知です。
そこで、定期的に講習受講を義務づけ、更新制とし、有資格者を見える化し、その人材を活用しやすい環境とすることを狙っています。
では、「情報処理安全確保支援士」にはどうしたらなれるの?
情報セキュリティスペシャリスト(SC)試験に合格することが条件のようです。
また、SC試験を含めた情報セキュリティアドミニストレータ(SS)試験など、過去の情報セキュリティに関する情報処理技術者試験の合格者には経過処置があるようです。そのままなれるという案もありますが、取得から3年以上経っている方は一部免除されるもののSC試験に合格することが必要という案もあります。
私は、SS資格を取得しているのですが、既に10年前の話なので、登録要件には微妙なところ(笑)。どうなるのか?届くといいのですが。
今後、情報セキュリティの重要性がさらに高まっているなあと思わせる動きでした。
(参考)
↓↓↓
(H28年1月経済産業省情報処理振興課)
*リンク先の資料4に詳しく掲載されています。